Postman Blues

備忘録として、過去の山行をこれからボチボチ書いていこうと思います。
新しい山行があれば随時アップする方向で。
徐々に成長していく様が分かるように書けたらなと思います。
さて、記念すべき初登山となったのは、2008年8月に行った100名山の一つに数えられている伊吹山。
その頃山に全く興味の無かった奥様を巻き込んで、名神高速を使い、いざ伊吹山へ。
その当時、装備と言えばフシロック用に思い切って買ったエイグルのゴアのレインウェアと、
スポオソで買ったミレーの30Lのザック(名前不明)しか持っていなく、
登山の装備は何が必要かなんて全く知らない超ﾄﾞ初心者。ていうか未経験者。
のどが渇けば自販機でジュースを買えばいいじゃん的な甘い考えは装備しています。
靴は登山靴なんてどこで売ってるかなんて知らないし、見たことも履いたこともない状態なので、
普段履きのTevaのサンダルで挑みます。
でも、その頃読み始めたマンガ「岳」に触発され、山への憧れは止められません。
果たして、無事頂上までたどり着けるのでしょうか…。
はい、車で9合目まで行って、Ｔシャツに手ぶらのサンダル履きで20分ほどで頂上に立ちましたよ。
まぁ、登山道も分かりやすく整備されているので、周りは我々とほとんど同じような登山者というより軽装な観光客ばかり。
お弁当を食べている老夫婦、走り回っている子供たちと、まるで近所の公園の様相。
多少、麓と比べると幾分涼しく感じるのですが、劇的な涼しさではなく汗が止まらない状態に。
頂上＝涼しいor寒いという勝手な想像とは違うことに勝手に腹を立て、
登山者向けというより観光客向けの山小屋でソフトクリームを食べてクールダウン。
こんなに気軽で快適に山頂を踏め、自分の甘さを全く認識できなかった今回の山行（散歩？）は、
次の登山への大いなる誤解を招き、現実と山の厳しさに打ちのめされるための序章に過ぎないのでした。